「大学職員って、毎日何してるの?」
友人にこう聞かれるたびに、私は苦笑いする。「暇」というイメージを持たれがちだが、実際には部署や時期によって忙しさは大きく異なる。今日は、比較的落ち着いた部署に所属する、ある大学職員の「暇」な1日を紹介しよう。

8:30 出勤
満員電車を避け、少し遅めの出勤。多くの大学はフレックスタイム制を導入しているため、自分のライフスタイルに合わせて出勤時間を選べる。これは大きな魅力の一つだ。
8:45 メールチェック
まずはメールチェックからスタート。学生からの問い合わせや、学内他部署からの連絡が主だ。緊急性の高いものから優先的に対応する。
9:30 資料作成
今日は、来週開催予定の会議資料の作成に着手。パワーポイントを使って、分かりやすくまとめる。最近の大学では、オンライン会議も増えているため、対面形式、オンライン形式、両方に対応できるように準備をしておくことも重要だ。
10:30 ティータイム
資料作成で疲れた頭をリフレッシュするため、コーヒーを淹れて一息。同僚と雑談を交わし、情報交換をする。このようなコミュニケーションも、業務を円滑に進める上で大切だ。
11:00 学生対応
窓口に学生が来訪。履修に関する相談だ。学生一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、適切なアドバイスを行う。学生の将来に関わる重要な業務なので、責任感を持って対応する。
12:00 ランチタイム
学内の食堂でランチ。大学職員の特権として、安くて美味しい学食を毎日楽しめるのはありがたい。午後に備えて、しっかり栄養補給。
13:00 休憩
食後は、学内のベンチでゆっくり読書。好きな本を読んだり、スマートフォンでニュースをチェックしたり、思い思いの時間を過ごす。
14:00 データ入力
学生の成績データや、教員の業績データをデータベースに入力。正確さが求められる作業なので、集中して取り組む。
15:00 ミーティング
部署内のミーティングに参加。業務の進捗状況や、今後の予定について話し合う。意見交換を活発に行い、問題解決や業務改善に繋げる。
16:00 学内散策
今日は比較的業務が落ち着いているので、少し早めに仕事を切り上げて学内を散策。緑豊かなキャンパスを歩きながら、リフレッシュする。研究に励む学生や、熱心に議論する教員の姿を目にすると、自分も大学を支える一員として、もっと頑張ろうという気持ちになる。
17:00 退勤
定時で退勤。今日は、趣味のジムで汗を流し、帰宅後はゆっくり映画鑑賞を楽しむ予定だ。
これはあくまで一例であり、すべての大学職員がこのような1日を過ごしているわけではない。多忙な時期には残業が発生することもあるし、緊急対応に追われることもある。しかし、多くの大学職員は、ワークライフバランスを重視しながら、充実した日々を送っている。
大学職員の仕事に興味を持っている方は、ぜひ大学職員への道をチェックしてみてほしい。業務内容や、やりがい、そして気になる年収など、様々な情報を詳しく解説している。
この記事が、大学職員のリアルな日常を垣間見るきっかけとなり、そして、将来のキャリアを考える一助となれば幸いだ。